東風吹かば匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ


妻が当事務所に来る途中、花を付けた低い梅の古木を道端に発見した。
場所を教えて貰って行ってみた。
舗道の脇の街路樹のスペースにその低い梅の古木が植えられ、枝の先の方にいくつかの花がひっそりと咲いていた。
舗道の脇の街路樹のスペースなので、だれかがこっそり植えたのだろう。
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どなたかのおじいさんが大切に育てていた梅の木の盆栽を、おじいさんが亡くなった後、捨てて枯らしてしまうのも忍びないので、遺族のだれかが、こっそり植えたのではないかと想像する。
公共のスペースに盆栽を植えるのは、杓子定規に考えればいけないことかもしれないが、梅の古木に花が咲いている姿を見ると、よかったなー!、お前!、と思う。
そして、「東風吹かば匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」と菅原道真の和歌を思い出した。

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